国民の5人に1人以上が患者か、もしくは予備軍と言われている糖尿病。
主に肥満、運動不足、喫煙などの生活習慣を原因として、血糖値を調整するホルモンであるインスリンの作用不足がおこり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上がる疾患です。
糖尿病は血液中の血糖値が慢性的に高い値を持続する病気です。発症早期、軽症であれば基本的に無症状ですが、さらに悪化した場合には喉が渇く、トイレの回数が多い(多飲・多尿)やだるさ(倦怠感)などの症状が出現します。
また、大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分かれており、日本人で圧倒的に多く、生活習慣病の一つとされているのが2型糖尿病です。発症には血糖値を下げる働きのあるインスリンの分泌不足に加え、過食、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣が関係していると考えられています。
高血糖が持続すると血管が障害され、身体の様々な臓器に影響を与えます。とくに神経や血管が集中している臓器が影響を受けやすく、三大合併症といわれる糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病神経障害を引き起こします。また、動脈硬化は高血糖を促すことに加え、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患などの危険因子にもなります。血糖のほか、コレステロールや中性脂肪、血圧といった要素も、すべて2型糖尿病と関連しています。
2型糖尿病は初期症状がほとんどなく、他の生活習慣病との関連性が深い病気です。糖尿病の進行や重大な合併症を防ぐためにも、健康診断などで糖尿病を指摘された場合は、放置せずにきちんと受診することが重要です。
糖尿病内科
